予想外の展開? ホームステイの心構え。
ホームステイをすると、「なんなの!?このホストファミリー!(怒)」となったり、
「もっと親身にしてくれるもんじゃないの?」とか思いがけないことが良くあります。
それはホストファミリーとの相性もあるでしょうが、ホームステイの認識の違いとかを
知らない為に起こることも多いです。
そんなわけで、ホームステイを楽しく過ごす為に、海外と日本のホームステイに対する認識の違いや、
文化の違いなどをご紹介します。
- ホームステイで家族のような扱いはしてくれない?
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実は、日本人が考えるホームステイのイメージは若干特殊です。 どんなイメージでしょうか?
1、家族の様にどんな家族行事も一緒行える。
2、一緒に楽しくTVをみて会話できる。
3、家族の様に生活面では色々助けてくれる。
4、子供たちとは兄弟の様になれる。
5、自分のことを考えてくれる。
そんな感じでしょうか。ですが、そんな夢の様なホストファミリーはなかなかいません!
まず、海外の人たちと日本人ではホームステイの認識に若干のズレがあったりします。
その辺を考慮に入れて接しましょう。
認識のズレ
- ・ホストファミリーが新たな家族を迎える気持ちでは受け入れるわけではない。
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1か月とか2か月しか滞在しないどこの馬の骨かも分からない人達を入れ替わり立ち替わり受け入れるわけです。
家族が一人増えるような感覚ではありません。もっとドライです。 - ・下宿を行う様な感覚。
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海外ではシェアハウスとかは当たりまえ。だから、部屋を一個貸し出すくらいの気持ち。
大家みたいにやるより、ホームステイの方がお手軽ですし、短期間で済みますし簡単な家賃収入になるのです。 - ・ほとんどの人が家賃収入目当て。
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ホームステイを始める理由は、家賃収入目当てなことが多いです。まあ、以前海外に留学したことがあって
ホストファミリーに助けてもらった恩返しに今度は自分が。という人もいるとは思いますが、ほとんど無いっす。 - ・相性は人によりけり。
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熟年で子供も居ないし、誰か話し相手も欲しいしという人もいます。
そうい人はホントによく話すし親身になってくれます。そして、子供がいっぱいいて、
お金が足りないから余ってる部屋を貸し出して家賃収入を得たい。という人もいます。
そうすると、あまり構ってもらえません。 ですが、構ってもらう必要がなければそれの方がいいのです。
- 語学学校のホームステイ VS 留学エージェントのホームステイ
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ホームステイには語学学校が提携している家と留学エージェントが提携している家があります。
どっちが提携しているかで質が違います。と、いうか、留学エージェントの方はやっぱり日本人が調査してますから、
日本人の感覚に近いホームステイを提供しています。または、ホストファミリーに「海外の生活を経験させないとダメ」
とか説明していると思われます。ホントに下宿みたいなホームステイは少ないと思われます。
語学学校が提携している家は常に数人が滞在してて、料理も適当に用意されてて、
ホントに下宿みたいな家も多くあります。
第2の実家的な想像をするのであれば、日本人の留学エージェントの方が良いです。
ちなみに、外国人経営の留学エージェントだったらば語学学校の紹介とそんなに変わらないでしょう。
- ホストファミリーと上手くやる5つの極意!
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- 1: 出来るだけ共有スペース(リビングなど)に入り浸る。
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自分の部屋にTVもあるし、言葉も出来ないし、特にホストファミリーが誘ってくれるわけじゃないし・・・。
と、自室にこもる人も多いですが、それじゃダメです!
こもりたいのはよく分かりますが、出来るだけファミリーとコミニケーションを取りましょう。
その為にも共有スペースに入り浸るのがいいです。誰かがTVを見てたら「一緒に見ていい?」「座ってもいい?」と
きいて一緒に見る。番組が英語で内容が分からなくても、そのうち何となく分かってくるものです。 - 2: 出来るだけ手伝う
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ゴミ捨てとか、料理とか、掃除とか、手伝える時は手伝いましょう。自分の部屋にこもっていても文句を
言われるわけではありませんが、手伝った方がウケがイイ! - 3: 誘われたら一緒に出かける。
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ホストファミリーからお出かけのお誘いなどを受けることがあります。買い物、子供の発表会、実家へ帰省、
どっかの誰かのパーティーなどなど。楽しいものから疲れるだけのものまで幅広くありますが、
誘われたら是非一緒に行くようにしましょう。ネイティブ独特のこととか新しい発見も多々あるものです。
しかも、断ることが多いと誘われなくなります。 - 4: 出来るだけ話しかける。
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これが案外難しい。向こうが忙しそうだとタイミングを逃すし、英語が不自由だから世間話もなかなか出来ない。
ですが、どんどん話かけましょう。子供相手でもいいです。ちなみに、子供は残酷なので
「はあぁ? 全然何言ってるか聞き取れないんし」とか「変なしゃべりかたー。ぷぷぷー。」的なことも平気で言います。
グッとこらえましょう。ファミリーによっては英語の勉強をしに来てるんだからと気を使ってくれて「今日は何をしたの?」などと
必ず聞いてくれたりする方もいます。がんばって返しましょう。 - 5: 質問しまくらない。
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「家族の一員なんだから」と思うと、授業で分からなかったこととか、TVで分からなかった単語とか、履歴書の書き方とか
色々聞きたくなるものです。が、しかしあんまり聞いてはいけません。ホストファミリーは先生ではありませんし、
留学エージェントでもありません。そこはホストファミリーにしてみればボランティア。ただ働きの範疇だったりします。
なので、どうしてもピンこないことを「聞いてもいいですか?」とたまに聞いたりするぐらいは全然問題ないですし、向こうが教えたがりならOKですが、あんまりしつこいのはNG。見極めてから質問しましょう。
聞き過ぎるとうざがられます。ホストファミリーは便利に使える外人ではありません。
度を超えない様に気をつけましょう。
- ホストファミリーから優しくしてもらうには?
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いくら金をもらっているからと言ってもホストファミリーも人の子。良い関係を気付けば、向こうも優しくしてくれます。
良いか悪いかは別として、明らかに他の生徒とヒイキして扱われることもあります。
「ホストファミリーだったらそのぐらいしてよ!」とムカッ腹を立てるより、
一歩引いて有効な人間関係を気付きましょう。そうすると、向こうも優しくなったりするものですよ。
- ホームステイの注意点
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- ・変なファミリーに当たったら変えてもらいましょう。
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語学学校提携のステイ先でたまにあるのですが、明らかにおかしい人たちもいます。
以前聞いたのは、家ではマリファナが栽培されてて、ジャンキーな家族。
初日に虫の入ったシリアルが出てきただけで他は一切食事が出てこない。
家族そろって1か月の旅行に行ってしまった。実は家族じゃなくて赤の他人同士が住んでいるただのシェアハウス。
と、酷い話の様ですがまあちょいちょいあります。あとは、自分とどうしても相性が合わないとか。
何にしても嫌だと思ったら、気を使わずすぐにホームステイ先を変えてもらいましょう。ホストファミリーも
そういうことで傷つくわけじゃなく「ああ、私たちと合わなかっただけね」と全然平気だったりします。 - ・最初っから長期契約は控えましょう。
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最初は長くても3か月くらいがいいと思います。ホームステイは高いですし、家族との相性もあります。
あまり長く契約し過ぎると、後悔することもしばしば。慣れてしまえば一人暮らしの方が楽だったりします。
しばらく住んでどうしても住み続けたいときは早めに契約の延長をお願いしましょう。受け入れ数が少ない家だったり
すれば次の人が決まってしまって延長出来ないこともあるので、延長決めたら即連絡!